2007年05月25日

ニーベルングの指輪

ニーベルングの指輪」 WOWOW/字幕

ワーグナーのオペラで有名な「ニーベルングの指輪」ですが、ジークフリートという竜殺しの英雄の物語だ、というおぼろげなイメージだけあって、その内容はよく知らなかったりします(汗)。

映像的には地味ながらそれなりにしっかり作ってあるし、竜との戦闘場面も中々スリリングだし(ファンタジー映画に良く出てくるドラゴンらしいドラゴンではなく、トカゲの親玉みたいなのがご愛嬌ですが)、中でも一番感心したのが主人公ジークフリートが使う愛剣。
宇宙から飛来した隕石を叩き伸ばして(主人公は鍛冶屋という設定なのでそれが可能なのです)ハンドメイドで作る、というのも(ご都合主義的ながら)凄いですが、エクスカリバーのようにゴテゴテとした装飾も研ぎ澄まされた切っ先もなく、剣の形をした金属の塊に細い革を巻きつけただけという武骨さが、逆にリアリティがあって良いです。

さて、お話的には色々突っ込み所があります。
アイスランドの女王ブリュンヒルデ(クリスタナ=ブラッドレイン=ローケン)と運命的な出会いをしたものの、愛し合いながら離れ離れで暮らす二人(さっさとアイスランドに行って女王と結婚して又戻ってくればいいのに)とか、全身に竜の血を浴びて不死身の体となったのに、背中に落ちてきた枯葉が張り付いた部分には竜の血が付かなかったので、その部分だけが不死身状態ではない、という事実を本人自身が自覚しているにもかかわらず、その部分を覆う鎧を作るような対処をしない事、とか。
まー、英雄譚は一種の民話ですから細部を突付いてもしょーが無いんですけどね(笑)。

で、詰まるところこの作品の教訓は、
NPC(=ニーベルングの妖精)が「宝を持ち出しちゃダメ」と言ったら、持ち出さぬが吉
・・・ということでしょうか。




posted by マウザー at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画短評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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